平素より弊社を通じて海外旅行保険をご愛顧賜り、厚く御礼申し上げます。

さて、弊社扱い保険会社6社のうち、東京海上日動火災の海外旅行保険につきましては、下記の通り、２０２３年７月１日以降始期契約を対象に保険料改定が実施となります。

１．改定内容
医療費水準上昇に伴い支払保険金の大部分を占める治療・救援費用等の支払保険金単価が上昇していることに加え、昨今の新型コロナウイルス感染症拡大および円安の急激な進行等を背景として、損害率が悪化しております。

今後もお客様に安定的に商品を提供していくため、以下の通り保険料改定等を実施いたします。
（１）海外旅行保険（除く企業包括契約）
治療・救援費用等（※１）の保険料を引き上げる改定を実施いたします。

（２）海外旅行保険（企業包括契約）
「過去の損害率による割増引制度」に基づくデメリット契約の「割増率」を拡大する改定を実施いたします。
（※２）（※３）

（※１）治療・救援費用等とは、治療・救援費用、傷害治療費用、疾病治療費用、救援者費用、応急治療・救援費用を指します。
（※２）基本保険料は改定しませんので、デメリット契約でないご契約については保険料改定はありません。
（※３）「過去の損害率による割増引制度」とは、過去の損害率に基づいて割増引率を決定し保険料を事後的に調整する制度です。損害率悪化が続いた場合には将来の保険料負担が大幅に増えることになりますので、将来の保険料負担を抑えるためにも早めに保険金削減策を実施することが重要となります。

２．改定時期
上記１．（１）・（２）については、２０２３年７月１日以降に始期を迎える契約から実施いたします。

３，2023年7月以降の海外旅行保険料・各社比較
今回の改定により、弊社で扱っている６社の一般的な海外旅行保険・保険料は、以下のようになります。
※2023年7月以降　死亡1,000万円・治療費用3,000万円・その他携行品や航空機遅延、手荷物遅延等一般的セットタイプ

　　　　　保険会社 　　　　　　　　　　　　　　　　保険料
Chubb損害保険 　　　　　　　　　　　　　　　　214,460円/年
AIG損害保険 　　　　　　　　　　　　　　　　　249,640円/年
東京海上日動火災保険　　　　　　　　　　　　　　448,370円/年（２９歳以下は240,570円）
あいおいニッセイ同和損害保険 　　　　　　　　　486,270円/年
三井住友海上火災 　　　　　　　　　　　　　　　　486,270円/年
損害保険ジャパン 　　　　　　　　　　　　　　　　570,570円/年

このように、保険会社によってかなりの開きがありますので、弊社では渡航される方の状況に応じて、適切なプランをご提案させていただきます。

なお、東京海上日動火災の海外旅行保険企業包括契約については、損害率の悪い契約以外は据え置きとなっています。日本の企業様が契約者になれる場合には、個別加入から企業包括契約への移行をお勧めいたします。

どうぞお気軽に御相談ください。